2015年6月24日水曜日

1⇒2⇒3⇒4⇒5+2バラシ!!!


 
6月21日(日) 07:00AM
 
~ 香港 奥運 ~






『 早速、この写真をご覧いただこう 』

一 (いち)

弐(に)


参(さん)


四(よん)


伍(ご)



全て同じ

『 クイーンフィッシュ=オオクチイケガツオ 』

なのだが

種族が一緒という事のみで

其々のDNAの分子配列は微妙に異なっている。


私はよく

1尾の魚に対して

上から、斜めから、胴体やヒレのみの

撮影をおこない

各部位の特徴が簡単に判る様にしている為

1尾釣っただけなのに

写真が何枚にもてんこ盛りになり

何故か沢山釣ったかのような

錯覚に陥ってしまうのだが



『 今回は、違う 』


『 1尾1写で、時既にもう5枚 』



めずらしく釣っては撮ってを繰り返す

慌ただしい日を過ごす事に

なっていたのだった。
 

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本来であれば

今日という日の使い方は

ジギングで5~10KGの

 『 カンパチ 』 

にターゲットを定めた

釣行を行う筈だったのだが

又しても沖が悪天候になり

中止となってしまった。

気合で200gのジグをシャクリ通し

体力の限界にチャレンジする

男臭いファイティング一発の世界。
 
この日の為に

握力を相当に鍛え

鉄アレーを使用し上腕筋を鍛えてきた。

要は

このジギングに全てを注ぎ込むべく

本気の準備を進めていたのだ。
 
 
『 それが、又、悪天候だなんて。。。』
 

勿論、行けなくなってしまった思いを

そのまま素直に受け入れる事が出来る筈も無く
 
せめて海に出て、

それなりに釣りをしたいということで

致し方なく

代替案で近海ゲームを行う事になったのだ。


集合場所に集まり

おはよう代わりに皆が放った第一声は

『 カンパチ行きたかったですね~。。』

『 もう、今日はどうでもいいですよ。。』

『 適当にやりましょう。。 』


更には小雨も振ってきて

皆のモチベーションの低下に拍車をかける。

出発時


出船して暫くすると

雨雲が流れていき

雲の隙間に晴れ間が見える様になった。


ジグを派手に躍らせて、煌びやかに輝かせる為の

必須条件である太陽が顔を出したと同時に

この暖かい陽が
 
低いモチベーションを少しずつ解消させてくれた。


現場に到着して

早速、キャストをし始める。


海の状況を良く観察し

そのポイントへとジグを送り込む。
 
カウントを取り、棚を慎重に測る。
 
ジグを着底させる寸前にシャクリを入れないと

直ぐに根掛かりでやられてしまう

場所なだけに棚測りが重要となるのだ。


『 5・・6・・シャクリを入れる 』

 
水平姿勢が長く取れる形状のジグで
 
十分に喰わせの間を作って
 
フォールバイトを待っていると


ロッドがグイグイと曲がりだした。

この引き抵抗感。

 
『 来た! 』 


『 ヤツだ!』


海面を跳ね飛び、その正体が露わになる。
 
 
無事に捕獲できた一匹目は、

行き成りの綺麗な良型イケ。
レインボーカラージグ 

フロントフックをガッツリ咥えている。



行き成りの一尾だったが
 
この場所に魚が居る事が判り、
 
皆の動きがキビキビした本気感に変わり
 
ジグのシャクリピッチからも
 
気合が伝わってくる。
 
 
しかし
 
20m範囲内で4個のジグが
 
海中を乱舞するなか、
 
イケちゃんが誤ってベイトと認識してしまったのは
 
またしても
 
『 私のだった 』
 
無事に2匹目を捕獲。ガッツリ食べている。
 
 
まだ居るのでは!?と
 
同レンジを同ピッチで攻めてみると
 
 
『 来た!!!』
 
クイーンフィッシュ
  
『 これで3匹目! 』
 
 
通常この海域では
 
多くて2~3匹でれば良い方とされるのだが
 
 
今日は
 
 
『 とがシンクロしている 』
 
 
船内に発せられ木魂するのは
 
私の 『 来たっ! 』
 
というヘルツ(周波数)のみ。
 
イケちゃん好きです。 
 
 
『 そして、遂に4匹目!! 』
 
もう誰も私の事を止められません。
 
オオクチイケガツオ
墨を垂らしたかのような、ブラックスポッド
5匹目ともなると
 
ステラSW4000から焦げた匂いが!
 ライン30lb

もう、爆釣しすぎて
 
どれが何時釣れた魚なのか
 
判りません。
 
更には海面を高く高く飛び跳ねて魚体を露わにした
 
70クラスのイケガツオをバラしてしまっていたのだ。
 
(あげていれば、6匹
 
 
途中、Nさんも無事に1尾確保して
 
この場所をフィニッシュする事になった。
 
 
 
忙しすぎた一潮が終わり
 
違う場所に移動する船内で
 
 
私 『 いや~、疲れましたね~。』
 
皆 『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 
 
私 『 腕がパンパンですね~  』
 
皆 『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 』
 
私 『ロッドにヒビが入った可能性がありますね~』
 
皆 『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 』
 
 
かなり船中が盛り上がっては
 
わいわいと話し込んでいると
 
別場所ポイントに到着していた。
 
 
 
新たな気持ちで
 
早速キャストを開始した数頭目
 
 
『 来た!!! 』
 
 
また、同じ周波数が響く!
 
 
『 シーバスだ! 』
 
 
船横数メートルの所で
 
皆の前でジャンピングして、
 
そのままバレてしまった。
 
 
まあイケガツオ釣ったから
 
別にいいや’ と特段の悔しさも無く
 
暫く打っては別ポイントに移動する事にした。
  
マーワン大橋

ここで、Nさんがシーバスをヒットさせ
 
無事捕獲に成功したのだが、
 
何故かあんまり喜んでいない。
 
『多分、ブルーランナーが釣れなかったからだろう』
 
と思い
 
『 そっとしておいてあげた 』
 
しかし
 
そこには
 
もっと過酷な状況に陥っている人が
 
 一人。。。無言で佇んで居たのだ。
 
 
『 船中一人だけ。。。魚臭さが漂っていない人 』
 
 
この省かれた厳しさは半端ではない。 
 
小生もごく稀にそうなった事があるのだが
 
言い換えるならば
 
『  敗北  』 
 
の一言につきるだろう。
 
 
 
釣れた人々は
 
個々に水を飲んだり、飯を食ったり寝たりと
 
ゆったりとした時を過ごしていたのだが
 
 
 
あの人は
 
休まずに必死に只管に諦めずに
 
キャストを繰り返していた。
 
 
『 もう、今日は終わったな 』
 
 
と思い始めた時
 
必死のアピールが実ったのか
 
目の前の網目の所に放ったジグに
 
何かが喰らい付いた!
 
 
そして、上がってきたのは
 
待ち侘びていた魚!
 
 
『 クロホシフエダイ 』
 
 この一尾で、安堵感が漂ったみたいだ。
 この一尾で何とか助かったという顔をしていた。
 
 
  
 ともあれ、
 
取り敢えず最後には
 
全員が魚を手にする事ができたので
 
一安心となった釣行であった。
 
 
『 クイーンフィッシュ 』
 
 
香港全体でも、水揚げされる量は
 
本当に多くはない。
 
そんな希少な魚を爆釣させてしまった
 
この日の事は

忘れる事ができないだろう。
 
 
 
 
 
 
当日の船内釣果 :

イケガツオ・大陸鱸・フィンガーマーク

使用タックル :

リール : 09ステラSW4000
 
ライン  : PE2 リーダー30~40lb

ロッド   : バルレット
 
ルアー :各種小ジグ

釣行時状況 :

曇りのち晴れ・三日月・満潮13:30・干潮4:55
 
 

 

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